” ニーズが見える ” ID-POS分析
結構したり顔で言われちゃいますorz
物理的に言えば、POSデータに限らず、目に見えるもの、耳に聞こえるもの全ては過去であり「おっしゃる通り!」なんですが、じゃあ過去じゃ無いものって何があるの?って。。。
当たり前の事を何もイキって言わなくても。。。って思うんですが。。。
おおよそ2タイプに分かれます。
タイプ1−1.「過去の分析じゃ無く、未来の予測を持って来い!」
予測自体過去(POS)をベースにしないと出来ないものですし、基本が「未来は過去の延長である(既存のトレンド/パターンを踏襲する)」という仮説に基づいたものなんですけどね。
タピオカドリンクが伸びて来ると、タピオカドリンクが伸びると予測し、高級食パンが伸びて来ると、高級食パンが伸びると予測する。。。
でも、私たちみたいな一般人が「最近流行ってんな。」と気付いて買い出した時には、大概もうオワコン!乗っかっても残滓を啜るだけなんですよねorz
トレンドを生み出す/オワコンをぶっ叩いて、ドンと積んでガンと売るのがバイヤーですよね。。。
ID-POS分析って旧来のPOS分析と、最新のAIとかの間の中途半端な立ち位置に見えるからか?POS派からはアレルギーを示され勝ちなのに対して、”未来派”の方々にとっては、単に旧態然と見えてしまうのかもしれません。
本質なのになぁ〜。。。
こういう方って、予測を出せば出したで「100%正確じゃなきゃ使えない。」って。。。
自分の意思や判断で未来を切り拓いて行く気が無い。。。
基本無い物ねだりなんですよね。。。
「人間が考えるまでも無いものを機械に任せる」ってのがコンピューターによる予測の基本で、そうじゃないものに対する予測はあくまで”参考”、「人間が計算するには面倒なものを機械に計算させる」ってのがコンピューターシステムとの付き合い方の本質です。
タイプ1−2.全国/市場こそ正解
自社のPOSより、全国データ、市場データが気になる/より未来を反映しているとお考えのようです。
自社の顧客の動向より、全国トレンド?
これ、ランチェスターで言うところの”強者の戦略”です。
その分野の業界No.1企業で無い限り、みんなが同じ方向に向かうんで、実はレッドオーシャンへの近道。
例えば雑貨の全国/市場データの6割以上はドラッグストアの売上が占めてます。
スーパーやホームセンターがこれを参考にして、果たしてドラッグストアに勝てるでしょうか?
・自社の雑貨売場に、現にどんな利用メリットを求めて利用しているお客さんが居るのか?
・売場を代表する利用メリットは何と何であり、どのマーケット・セグメントの支持人数が現在多いのか?
・現在の支持人数は少なくとも、特化する事で勝機を導き出せそうなセグメントは何処か?
・自社のマーケットを見るとニーズはありそうなのに、存在していないセグメントは無いか?
こんな肝心要な事が、BiZOOPe 使えば分かるのになぁ〜。
どっちのタイプの方も、大概「否定の為の否定」なんで、何を言っても駄目なんですけどorz
多分冒頭の言葉って、そもそもこのタイプの方々が言い始めた事だと思うんです。
それをタイプ1の方々が「なる程!」と勘違いして理解してるってのが実情なんじゃ無いのかなぁ〜?
「POSは過去の反省に過ぎない。」って言っても「データは不要である。」「反省は不要である。」とは言ってないんですよね。
「数字で遊ぶな!」と言うのも、「他にもっとやる事あるでしょ?重箱の角を突くせせこましい改善より、ダイナミックに大鉈振るってよ!」「ぶっちゃけ過去振り返ったって儲からないじゃん!未来に企みを持とうよ!」って事だと思うんです。
確かにPOSだと、顧客の動きが見えない為、昨対とか予算比がメインで「過去の反省」であり「成績評価」に過ぎなかったかもしれません。
でもID-POSなら「我が売場に顧客はどのような利用メリットを求めに来ているのか?」という、今まで知る事の出来なかった現状を知る事が出来ます。
また、それをベースに増やすべき利用メリットは何なのか?減らすべき利用メリットは何なのか?現在存在せず、新たに付加すべき利用メリットは何なのか?を考察する事が出来ます。
未来を展望する事が出来ます。
そういう意味では「POSデータはサマリーに過ぎない」の方が正解なのかもしれません。
ID-POSは過去の反省、成績評価のサマリーでは無く、顧客の購買行動の痕跡を残した最明細、マーケティングです。
タイプ2の方にこそ是非、BiZOOPe の世界に触れてみて頂きたいなぁ〜と、かちょーは思う訳です。