” ニーズが見える ” ID-POS分析
ルー・レトルト、チョコレート・ポケット、ワインと気分と要望に応じてカテゴリー研究の不定期連載をして来ましたが、チョイスに迷うのと、いつ終わりにすべきかキリが無いのとで改めて連載方針について考えてみました。
方針1)どうしても食品系に偏り勝ちなので、非食品系も連載できるようドラッグストアのデモデータを使う
方針2)デモデータの844カテゴリーをTapir_MKのクラスター分析に掛け、レコメンドが付く代表的な利用目的31カテゴリーを抽出
方針3)内、所属SKUが少な過ぎたりPBだらけだったりしない24カテゴリーを採用順に沿って順に分析、連載して行く
という感じで行こうと思います。
これらカテゴリーは、正にドラッグストアを代表する来店目的/利用目的と言えます。
集計には実データを用いていますが、見易さと提供元への配慮から、以下のような仕様で集計を行っています。
現状や、真実そのものを反映している訳では無い点にご留意下さい。
また、勘違いされる方が居らっしゃいますが、サイバーリンクスでは市場データの販売は行っておりませんので悪しからずご了承願います。
利用メニュー:BiZOOPe の Tapir_MK(テンポラリーTapirにおいても利用可能なメニュー)
期間:2018年5月28日 〜 26週間
店舗:静岡地区の複数店舗
商品:デモデータの全844カテゴリーからレコメンドのついたものを抽出
表示:一部の列を追加/削除/非表示しています。
※.マーケットはある期間内における参加顧客と構成商品(種類とサマリ単位)から定義されます。よって、企業ごとのサマリ単位の作り方によっても分析結果は変わって来ます。
これがドラッグストアを代表する24カテゴリー(844カテゴリー中)です。
(表をクリックで開きます)
企業やカテゴリーの分類の仕方によって結果は異なって来ますが、おおよその姿は見えて来るのでは無いでしょうか?
表中の備考にも書きましたが、一部分かれているカテゴリーを統合して連載の対象にしたりしています。
レコメンドがついたものの諸事情により、下表ならびに連載対象から除外したカテゴリーはバナナ、ホットスナック、唐揚げ、マタニティコットン、ゴミ袋、キャンメイク、菓子パンという名称の7カテゴリーになります。
この先実際に分析してみると、統合したり除外したりせざるを得ないカテゴリーが出て来る可能性もありますが、悪しからずご了承願います。
スナック菓子や小型炭酸飲料のように店内に入ってから利用を想起させるカテゴリーもありつつ、多くは「これを買いに行こう」という来店目的の風情を持ったカテゴリーが集まったように思います。
まずはこれらカテゴリーを(まずは1stレコメンド、次いで2ndレコメンドの順で)徹底的に魅力的なものに磨き上げる事が来店ロスを減らし、競合に打ち勝つ第一歩と言えます。
今後ID-POSカテゴリー研究はこの採用順の順番で不定期連載して行こうと思います。