” ニーズが見える ” ID-POS分析
マーケティングとは、新しい策を打ち出す事ではなく、
マーケット・セグメンテーションのメリットを活かすことにある。
エリヤフ・ゴールドラット
”売り物”を利用する事で得られるメリットと、”マーケット参加者” の価値観とが出会う場所 = 接点。
POSには”売り物”(商品分類)の側面しか無い為、商品管理でありマーケティングたり得ない。
※.売り手側の”売り物”(企業、店舗群、部門群、SKU群等)の範囲、定義からはじまる。
※.リアル店舗における接点は接客、アプリ以外One To One対応不可能な接点が、ほとんど且つ重要な役割を占めている。
マーケット+ing =
接点に働きかける事。
接点を商品分類側面からだけで無く、マーケット参加者の側面からも分類して扱う事
=マーケット・セグメンテーション
マーケット・セグメンテーションによって得られるメリットを企業活動に活かす事。
マーケット参加者毎の、売り物への利用メリット認識の相違で分類すべき。
※.一般的には属性分割(年代、性別)、ランク分割(RFM/デシル)等があるが、そもそものマーケットの定義に立ち返れば、当然ここに帰着すべき。
マーケット参加者の行動(利用/未利用)にのみ、正確に表出する。(口では何と言おうと)
1)少なからず価値を認めているものは利用する。
2)利用メリットが似通っていれば選択的に利用し、かけ離れていれば常に偏って/稀に同時に利用する。
ID-POSデータ中の”利用/未利用の痕跡”こそが、企業活動の方位磁針。
一方のマーケット分野における価格変化が、
他方のマーケット分野における価格変化を誘導しない場合、
この二つのマーケット分野は互いにセグメンテーションされている。
エリヤフ・ゴールドラット
意訳すれば、マーケットの境界線 = カニバリゼーション境界であるという事。
利用メリットがかけ離れていれば、カニバリゼーションは起こらない。
ID-POSデータに見られる利用/未利用の痕跡から、
マーケットを顧客毎の利用メリット認識の相違で分割、
全ての商品業務に活かして行く事が、ID-POSマーケティング。