” ニーズが見える ” ID-POS分析
BiZOOPe の Tapir_MK では、マーケット・セグメンテーションによって、商品群の中から顧客にとっての利用メリット群(来店動機/売場の利用動機)を見つけ出す事ができます。
以下の2つの利用メリット群に自動でセグメンテーションされます。
・商品視点から見れば外部とカニバリゼーションを起こさない塊、顧客視点から見れば他とは代替不可能な大きな利用メリットの塊であるseg_f(セグメントfar)
・商品視点から見れば内部的にカニバリゼーション必至の塊、顧客視点から見れば代替可能な類似利用メリットの塊であるseg_n(セグメントnear)
far/nearはあくまでもマーケット内において相対的なものである為、”売り物”をどのように定義するか(どの範囲の商品群、部門群等を一まとまりとして分析にかけるか。)により解釈は異なりますが、おおよそ以下のように捉える事も出来ます。
・利用メリット認識が各々異なる顧客の塊
seg_f:当該利用メリット群中の単品クーポンが効く可能性のある限界顧客
seg_n:当該利用メリット群中の単品クーポンがブランドスイッチを誘発する顧客
・レイアウトの単位
seg_f:棚割り、プラノグラムで言えば 台(ゴンドラ)、チラシ紙面で言えば表/裏やテーマ分けの単位
seg_n:ゾーニングの単位
・小売業で言うところの ”用途・機能” 、”サブカテゴリー”
顧客から見た商品相互の関連性を、二次元表現したものです。
クラスター分析で”近い”商品から順に結合して行った結果、自然にできる並びで、関連性の観点での陳列順、紙面配置順と言えます。
優位地や商品の大きさ/重さを無視してしまえば、棚割りであれ、チラシ紙面であれ、この順番(昇順または降順)通りに並べれば、関連する順番で並ぶ事になります。
棚割(プラノグラム)やチラシ紙面、フロアレイアウトやゴンドラレイアウトといった商品/部門/カテゴリのレイアウト全般に使う事が出来ます。
並び順の通りに配置するのはナンセンスですので、利用メリット群単位でおおよその配置を決めた後(seg_f -> seg_n)、並び順を参考に、最終配置を行います。
いづれも簡単な解析の原理についてはこちらをご覧ください。