ID-POS意思決定支援クラウドサービスBiZOOPe
【年末年始スペシャル】君よ気高くあれ!
<ビジネスモデルが大事>
” ニーズが見える ” ID-POS分析
<ビジネスモデルが大事>
「今日から将来に渡ってお金を儲け続ける事」
という、ある人にとっては当たり前の、別の人にとってはそれでいて目から鱗のような事が、かつてのベストセラー「ザ・ゴール」に書かれています。
”今日” は勿論大事ですが、多くの現場で”今日”の食い物にされ勝ちな ”将来” 、”続ける” がそれ以上に大事で、それが食い物にされないよう規定するのがビジネスモデルです。
”今日”に追われるばかりの中間管理職にはなかなか難しい事ですがー
自分が居なくても、来年入社して来る新入社員が食いっぱぐれず(できれば喜んで)定年まで働き続ける事ができるか?寧ろ後進を羨ましく思いながら定年を迎えたいw その為に今日の私の意思決定は負の遺産として過去に遺恨を残さないか?
2023年はそんな事を意識しながら意思決定を行って行きたいと思っています。
言い方はスーパー悪いのですが「楽に※儲かる」「普通の人雇ってりゃ儲かる」のが究極のビジネスモデルの筈で、チェーンストアは、その為に標準化、機械化、IT化を推し進めて来ました。
※.楽 ≠ 何もしない
楽 ≒ 企業の究極の目的に資する事以外ほとんどしない
でもそれに反して上司ってかなり人力重視で、部下に研修受けさせたりするの好きですよね?w
決して研修を否定する訳では無いのですが、10人の部下個々の努力と成長に幻想を抱く/精神的に依存するよりも、その10人の部下をどんな儲かるビジネスモデルに当て嵌めてあげ、それを守る事ができるか?という上司の方の努力が先に来るってだけで、そのようなビジネスモデルを考えもせず、現場に無理をかけ「各員一層奮励努力セヨ」では残念ながら勝てないという事です。
次章以降への流れもあって研修を例に挙げてみましたが、むしろ「企業の究極の目的に資する事以外」の方が好きな企業さんも多いようで。。。
全部やめちまえ!って事じゃあ無くって、大切なのは決して”目的”を誤たない事、”目的”こそが最優先事項であると言う事と、そこへ至る為の”ビジネスモデル”がまず必要だと言うことです。
「部下が会議に遅刻して来ました。何と言って指導しますか?チャットでお答え下さい。」
受講していたオンライン研修での話です。
スクリーンに受講者の「5分前に云々」という回答が、ザーッと一斉に流れて行きました。
「指示は具体的に」というチャプターだった事もあるのですが、目的を果たす上において、何故こうも皆が皆、揃いも揃って”5分前”なのか?ちょっとゾッとしました。
「当たり前じゃん!」「大げさな!」と思われますか?
過去から/多数からそう言い含められて来た言葉は、あたかも呪いの呪文のように私たちの思考や行動に染みついています。
一見そんなポジティブな/研修で習いそうな言葉程、深い呪いのような気がしてなりません(子の親であれば、時に「逃げて」欲しいものです)。
「株主の為に」「固定資産だから」「他勘定振替」「今期予算達成の為に」「数字で示せ」「コミュニケーションの為に」「福利厚生」「〇〇部長、△△課長」「お疲れ様です」「お世話になります」「上司の肝いりだから」「お客さまの要望だから」「今までそうだったから」「やらないよりはやった方がいいでしょ」etc、etc、etc。。。キリがありません。
どうも世の中は、企業の究極の目的を阻む、呪いの言葉に満ち満ちているようです。
どうして人はこうも複雑さを好むのでしょうか?
売上に対してコストや人員数が正比例していては、今以上には儲かりません。
単純に言って900万の売上を一人で上げていたモデルを、1,800万の売上を二人で上げるモデルに拡大しても、2,700万の売上を三人で上げるモデルに拡大しても、結局のところ「給料は変わらない」のです。
「そ〜んなのは嫌〜だ♪」ですw
そこでビジネスモデルの具体例として、手前味噌ながら弊社サイバーリンクス流通事業部の戦略、理念の一部を幾つか挙げさせて頂きます。
【No.1戦略(ランチェスター戦略)】
マーケットを食品スーパーマーケットに絞り込んで、そこしかやらない。
それによって当該マーケットでNo.1のサービス⇨No.1シェア(二番手の√3倍シェア)を目指す。
【シェアクラウド】
各企業個別のサービス/個別のカスタマイズでは、結局のところ前述のモデル「導入企業数 ∝ 人員数」に近づき、コストは売上に正比例します。
また多くの人がスマホを三年で買い換えるようにこのご時世、三年間プラットフォームが変化しないサービスは「取り敢えず使えている」だけであって、実態は死んでいるも同然なのですが、各企業個別のサービス、個別のカスタマイズでは、シェアが高ければ高い程、リファクタリングも儘なりません。
⇨結果として絶対に ”続く” 訳がない。
唯一つのプラットフォーム、唯一つのDB、唯一つのソースコード=一つのサービスを全ユーザでシェアしてもらえれば、売り手は利益を、買い手は圧倒的な低コストを、また両者共に安定性、継続性を互いに担保できます。
が、一方でこれはエンハンスやパラメータで対応出来る事以上のカスタマイズは行わない事も意味しています。
【持たず繋がる時代へ】
これもランチェスター戦略の一部ですが、マーケットを絞り込んだ事で、何処よりも豊富に得られるメリット=食品スーパーマーケットのシステムに関する知識、経験という”得意分野”をも絞り込み、盤石にする事ができます。
よってそれ以外については持ちたい誘惑があっても決して持たず、得意分野を図抜けて得意とし続ける事のみに集中し、それ以外が必要とあらば、そこが得意分野である他社と繋がる事で実現して行きます。
お気づきになられましたか?
ビジネスモデル遂行の為には「やる事」と必ずペアで「やらない」「行わない」「持たない」事を規定し、双方並行で断行されなければならないのです。
これは謂わば「だが断る」って事であり、呪いに取り憑かれた我々サラリーマンが最も苦手としている事(?)ですorz
そこで、弊社サイバーリンクスの経営理念、呪いを打ち砕き、勇気を奮い起こす魔法のコトバは以下のものとなっています。
気高く、強く、一筋に
さて、会社のふんどし使って気高い事書いてみましたが、果たして私、かちょーはこの通りに行動できているでしょうか?
(気位だけは高いかもしれませんw)
何でもいいから売上が欲しい!こんな大手さんと付き合えるんだったら...という売上への誘惑、顧客/上司から評価されたいという自己顕示欲、事を荒立てずに楽に運びたいという一時的安寧への渇望、様々な”おとなの事情”(何だそれ?w)、断ち切り難い個人的ビジョン 等々。。。
こうした葛藤を自分だけでは無く、相手(上司、部下、顧客)もまた持っています。
よって気高くあり続けるのはまっこと難しいのです(涙)
決して何でもかんでも「断っちゃえばいいじゃん♪」なんて狭量なもんではございません。
自身の目標、都合を強く認識、説明し、等しく相手の目標、都合をよく聞き、分かり、互いの目標と都合が重なり合う部分を共有、Win-Winとなる第三案を共に導き出すのがあくまで王道で、それを互いに見い出す事が出来なかった時に採るのが「取引しない」、「進まない」という選択肢です。
(この辺については【GWスペシャル】新しい働く仲間たちへの私信にも書きました)
それは誰かに言われた事をやるだけの、誰かが決めた事に翻弄されるだけの、呪いの呪文から意志と勇気を持って自らを解き放つ、輝かしい成長への道でもあります。
と、結局最後は研修チックにポジティブな(呪いの?w)言葉でまとめてみましたw
君よ気高くあれ!