お客様ニーズが見える ID-POS分析。
年末年始に頂いていたお問い合わせを溜め込んでいました。
一部POSとID-POSが入り混じった、それぞれ異質なお問い合わせではありますが、面倒なので1ページにまとめています。
お手数をお掛けしますが、お知りになりたい項目を下記よりクリック ⇨ ジャンプの上、ご利用頂けますようお願いいたします。
呼称は異なりますが、どちらも「分析期間内で、各店平均何日間にわたって販売していたか」を示す指標です。
主に単品分析において、最終販売日(ID-POS分析では「販売日To」)と組み合わせる事で、新商品もしくは終売商品の類推を行います。
一日平均の実績を算出する為の、材料としても用いられていますが、共にある程度長期間で集計をすることで、はじめて意味をなす指標といえます。
平均日数は、BiZOOPe POS分析開示版の分析メニュー「〇〇 ✕ KPI」および「商品 ✕ 店舗」の評価項目として、分析条件画面最下部の「オプション」から選択できます。
以下の図(右端)のような数値が表示されます(商品✕KPIでの画面例)。
BiZOOPe ID-POS分析開示版では、図のように分析メニュー「ニーズの見える化」の分析条件画面「業務別追加表示項目」に「品揃え」が選択されており、分析結果画面にて「詳細」をトグルした場合にのみ表示される数値です(図の分析結果画面の右端)。
分析条件画面(品揃えを選択)
分析結果画面(詳細トグル後。右端の数値が平均販売期間)
商品を例にとると図のように、分析条件画面で指定した集計期間内において、販売実績のある最過去日と、販売実績のある最新日が挟んでいる日数(図の黄色の網掛け)から、算出されています。
「実績あり日数」では無い事にご注意下さい(実績が無い日も陳列はされていた筈だ ⇨ その上で売れていなかった = 商品力 という考え方)。
集計期間外の実績(図のグレーの網掛け)の有無については考慮されません。
ID-POS分析の分析メニュー「〇〇 ✕ KPI」の分析条件画面最下部の「オプション」には、金額、点数、客数と共に、頭に総の付いた総金額、総点数、総客数という評価項目があります。
今回のお問い合わせは、図のように、頭に総の付かない指標と、頭に総の付いた指標の値が、全く同じである事からいただいた質問でした。
ID-POS分析は文字通り、顧客IDの付いた会員データを扱いますが、例外的に「〇〇 ✕ KPI」では、総金額、総点数、総客数の形でのみ、非会員データを含む全データの集計を行っています(会員比率的な計算を可能とするため)。
ところが、BiZOOPeが従量課金制という事もあり、メリットの少ない非会員データを除外して、BiZOOPeに送信している小売業さまが少なくありません。
その為、今回のように金額 = 総金額となってしまい「違いは何ですか?」というお問い合わせにつながった次第です。
併せて、店舗・商品分類×期間(Roots)の「金額(全顧客)」も、非会員を含む全データでの集計であり、顧客選択を行わなかった場合の図中の構成比は、会員比率となります。
これは、あくまでも売上というものを総売上と見た際に、その増減の要因を、「売上 = ID数 ✕ ID回数 ✕ 客点数 ✕ ID回数」という売上方程式にだけで無く、会員比率の増減に対しても求めているためです。
ID-POS分析の分析メニュー「リピート推移」の分析条件画面最下部の「オプション」には、過去何日間購入のない顧客を「初購入」と定義するかという設定項目があります(デフォルトは365日)。
お問い合わせ頂いたユーザさまは、この定義が分析条件全体にかかえるものと勘違いし、混乱されていましたが、あくまでも「初購入」の定義のみにかかってくる条件である事を、まずはご理解願います。
「リピート」という分析メニュー中に「初購入」の定義があるのもさる事ながら、当の「初購入」が、分析結果画面において「詳細」をトグルしない限り表示されない事も、混乱に拍車をかけているものと思われます。(以降簡単の為、分析期間の単位については、月や日ではなく、週を前提に解説させて頂きます。)
「リピート推移」のデフォルトの表示は図の通りであり、図のでは第一週の購入者を母集団に、その母集団が翌週以降の購入者と、未購入者に分かれて行く様を示しています。まずは、あくまでも母集団のその後の推移を追うもの(各週の構成比計が必ず100%になる)が「リピート推移」であるとご理解ください。
第二週の購入者の構成比が、世に言う「リピート率」ですが、母集団である第一週の購入者の中には、以前から引き続き利用している再購入者と、第一週にはじめて利用した初購入者が存在している筈です。
すなわちリピート率の中には、再購入者のリピート率と、初購入者のリピート率がある筈だという事です。
「詳細」をトグルしたのが次の図で、購入者の内訳が、再購入と初購入に分かれました。
合計欄を見て行くと、第一週の購入者142人は、再購入の104人と、初購入の38人に分かれています。
翌週の構成比を見れば、再購入者のリピート率が18.31%であるのに対して、初購入者のリピート率が1.41%であり、期間の経過とともに最終的には0%に収束して行くことが見てとれます。
その意味では、真のリピーターによるリピート率とは、再購入者の構成比である18.31%であると考える事ができますし、真に強力なリピート政策とは、初購入者にこそリピートしてもらえるような政策とも言えます。
このように、「リピート推移」における「初購入」の定義とは、逆説的には「再購入」を定義し、真のリピートと、リピート施策を明らかにする為のパラメータと言えます。
ID-POS分析の分析メニュー「トライアル推移」の分析条件画面最下部にも、「リピート推移」と全く同じ「初購入」のオプション設定項目がありますが、こちらの分析結果画面については、「リピート推移」とは異なり、第一週を母集団としている訳ではありません。
あくまでも、各週それぞれで発生している純然たる初購入者を表しています(合計列を除き、横方向のID数に一切の重複が無く、全てが別人 = リピーターを一切含まない)。
これにより、トライアル施策を打った際に、確かに他の週にくらべてトライアルが増えたのか?を確認することができます。
まとめれば、同じオプション画面であっても、リピート推移が第一週の母集団の初購入のみを定義しているのに対して、トライアル推移は、各週それぞれの初購入を定義しているという違いがあります。
トライアル/リピートについて興味がある方は、BiZOOPeにおけるトライアル/リピートの見方と扱い もあわせて御覧ください。